2010年9月22日水曜日

ネクタイ付きシャツのカード

この間言っていたように、
カードメイキングの教室で、ネクタイ付きのシャツを折り紙で作ってきた。
←が、私の作った見本。

バッキングペーパーも、消しゴムハンコで、作ってみた。

今週は、休みの人が最初から多くて、
先週聞いたときは、7人くらい…ということだった。
しかし、今朝、一緒に行っている駐妻Sさんから、
風邪をひいて、行けそうにないと言う連絡が…
折り紙の説明助けてもらおうと思ってたのに…

結局、来ると言っていたイギリス人のおばちゃんのうち、
もう1人、来なかったので、全部で5人。
普段は、14人(多分…)いるグループなので、半分以下だけど、
今回のタイ付きシャツは、ちょっと難しい部分があるので、
かえって、人数が少ない方が良かったかも。


まず、紙のサイズの説明。
縦横の長さの比が2:1の紙を使ったので、
正方形の半分の大きさの紙だと言うと、
もう、そこで、え?どこに正方形が…?と言う質問が…
いやいや、その紙が、正方形を半分に切ってできた長方形ですよと、もう一度説明する。
熱心なおばちゃんたちは、紙の大きさを定規で測って、メモしたりしている。

次に、片面だけに模様のある紙を使ったので、
どちらを外側にして折るのかで、また、一騒動。
模様のある方を外側にして折ると、
ネクタイと襟が模様付きで、シャツが無地になると説明すると、
じゃあ、私は、シャツに模様をつける方がいいから、
模様のある方を内側にして折る!と言って、折り始めたのに、
途中で、私の(模様を外側にして折り始めた)と比べて、
なんか違う…と悩み始めるおばちゃん…

こう言うときは、いつも私の隣に座っているアンというおばちゃんが、
とってもしっかりしていて、自分が理解したことは、
悩んでいるおばちゃんに、わかりやすく説明し直してくれたりする。
で、この時も、アンが、ちゃんと説明してくれた(^^ゞ

最初の半分が、ネクタイを作る部分で、ここが、ちょっとこまかくて難しい。
一応、前で折って見せるのだけど、
1回見ただけじゃ、全然わからない。
「この先の部分を、こっち側に折り上げて…」
(Fold up this little point to this side…)
という説明をすると、
「Which point? There're 3 points on mine! 」
(先ってどれ?私のには、3つあるわよ!)
などと言う答えが返ってくる。
ここは、ネクタイの先になるところだから…と言っても、
初めて折るので、その先がどうなるのかと言う想像もつくわけもなく、
結局、1人1人、私が回って、「ここを(Fold this)」と、折る個所を指差し、
「こっちに(this way)」と、折ってあげる。
それで、ネクタイの半分ができたよ!と言うと、
もう、そこで、大喜びしてくれる。

ネクタイは、まず、片側を折って、
その後、左右対称に同じ折り方をして、反対側を作る。
「はい、じゃあ、反対側も今のと同じ折り方。」と言っても、
「え~、今、どうやって折ったかわからない~。」と言う答え。
もう一度、同じ折り方をして見せて、
でも、やっぱり、「ユキ~、ちょっと来て~!」と呼ばれるので、
結局、一人ひとり回って、折ってあげる。
多分、もうちょっと、スラスラ英語が出てきたら、
行って折ってあげなくても、どこが間違ってるから、
こう折ればいいよって、口で説明できるんだろうけど、
(アンが、手が空いていて、折り方に自信があると、説明してくれることもあるんだけど…)
そこまで、スラスラ口を衝いて出てこないので、
行って、折ってあげる方が早いのだ。

紙が裏返ると、また訳がわかんなくなるし、
上下をさかさまにしちゃったり…
もう、子供のころから折り紙している日本人相手だったら、
絶対あり得ない間違い続出!
でも、みんな、途中で投げ出すこともなく、何とか折りあげた。
「It's very impressive!(感動しちゃうわ!)」
と言って、自分たちの折ったシャツを、うれしそうに眺めまわすおばちゃんたち。

シャツができたら、今度はカード作りである。
カードのデザイン自体は、折り紙に時間がかかると思ったので、
ごく簡単なものにした。
ただ、それだけだと、あんまりおもしろくないので、
この前考えていたように、消しゴムはんこを持って行って、
自分たちで、バッキングペーパーを作ってもらった。



←が、私が彫って、持って行った消しゴムはんこ。
左の〇3つは、こっちのスーパーで売っている、
普通の消しゴムで彫ったもの。
残りの3つは、ほるナビ。
三角のは、何かを彫った時の切れ端そのままだけど(笑)

消しゴムはんこを見せて、これは、消しゴムを、クラフトナイフで彫って作ったんだよと言うと、
誰かが、子供の時に、ジャガイモでハンコを作ったことがある!それみたい!!と言う。
へえ~、イギリスでも、イモ判ってやるんだ。
でも、ジャガイモってところが、イギリスだわ(笑)

他にも少し、私が彫った消しゴムはんこを持って行っていたので、見せると、
思っていた通り(笑)、すご~く驚いて、ほめてくれた。
いや~、そんなにうまくないんだけど~…と、心の中で思いつつ、
一応、消しゴムはんこの彫り方など、簡単に説明してみる。
実際にやって見せろと言うので、筆箱の中にあった消しゴムを切って、
〇を彫ってあげた。

もう、おばちゃんたち、やってみたくてうずうずしている。
きっと、そのうち、街のマーケットから、消しゴムがなくなるわよ!なんて言ってるし。(笑)
今度は、消しゴムはんこの彫り方を教えてと言われてしまった…
う~ん…まだ、全然、私が修行中なんだけど…
一人のおばちゃんは、「ユキが彫って売って。」だって。
買ってくれるの?ほんとに?(笑)

普通に売っている消しゴムの大きさでは、彫れそうもない
ちょっと大きめのハンコもあったので、
それに気付いたおばちゃんが、そんな大きい消しゴム、どこで買ったの?と聞いてきた。
「実は、日本では、消しゴムでハンコを作るのが、
ここ数年で、人気のあるクラフトになっていて、
ハンコを彫るための大きな消しゴムを売っている」と言うと、
「ユキ、次は、いつ日本に帰るの?」だって。
買って来てもらおうと思ったみたい(笑)
いや、私、在庫結構持ってるけどね( ̄ー ̄)ニヤリ

ひとしきり消しゴムはんこの話をした後、
それぞれ、自分の思うようにハンコを押して、
バッキングペーパーを作っていた。
こう言うのって、ほんと、個性が出て面白い。
私が作ったのと同じように押すおばちゃん、
きっちりと、線を引いたように並べて押すおばちゃん。
いろんなハンコを、いろいろ押してみるおばちゃん。
5人5様である。

それぞれ、その後、自分のカードを仕上げると、
まだ時間があったので、もう一度、シャツを折ってみると言い出した。
もちろん、1度でマスターしているはずもなく、
また、手とり足とりなんだけど、それでも、
さっき折ったよりは、早く折れた。
家に帰ったら、2度目に折ったものを、開いて、
私の渡した折り方の説明書と、自分のメモを突き合わせて、
練習するんだそうだ。

来週のクラスの時、このカードと、折ったシャツを持ってきて、
今週休んでた人に自慢しよ~と、にこにこしながら、かばんにしまっていたおばちゃん。
ほんと、喜んでもらえてよかった♪

次に、消しゴムはんこの彫り方を教えてと言われるまでに、
もっと、修行しておかなくては…(^_^;)

4 件のコメント:

  1. まゆみちゃん2010年9月22日 16:07

    素敵なカードだわ~~。
    楽しそうなお教室の様子が目に浮かんできたよ♪
    喜んでもらえて良かったね♪

    「ほるなび」送るよ!?うふふ。
    消しゴムはんこブームがイギリスにやってくる日も近いな。

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  2. まゆみちゃん、ありがとう~♪
    ほんと、喜んでもらえてよかったよ。

    「ほるなび」送ってくれる?結構重いけど(^_^;)
    もし、イギリス人のおばちゃんから、リクエストがあったら、
    発注するよ~(^-^)b

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  3. たいへんそう~。でもたのしそう~。(*^_^*)
    そういえば、『ダーリンは外国人』のなかに、トニーの親戚にさおりが折り紙を教える話があって、そこでも「まん中にあわせる」「角を合わせる」ことが致命的にできないアメリカ人……エピソードがありました(笑)ホントにそうなんだぁ!
    でも、ホントに楽しそうですね!
    消しゴムはんこが流行ったら、スゴイですよね!

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  4. Tomoko氏~♪
    ほんと、その通りで、大変だけど、おもしろかったよ。
    外国人が、みんながみんなそういうわけではないんだろうけど、
    やっぱり、折り紙をやったことあるかないかは、大きな違いだと思うよ~。
    今回私が教えたのは、みんな、50歳以上の、
    おばちゃんというより、おばあちゃんに近い人が多かったしね。

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