2011年1月31日月曜日

オーロラリベンジ スウェーデン 4泊5日の旅 その4

さて、次の日。

前日に予約した犬ぞりは、午後からなので、午前中は、
みんなで町に行ってみることにした。
町に行って、次の日のアクティビティを、
ツーリストインフォメーションで言予約して、
そのあと、買い物とかぶらぶらして、昼ごはんを食べて帰ると言う予定。


なんかかわいいおうち♪


次の日は、アイスホテルに行こうと、みんなで言っていて、
ちょうどよさそうなツアーをインフォメーションでもらったパンフレットで見つけたのだ。

そこで、インフォメーションに行って、このツアーに参加したいんだけど…と言うと、
インフォメーションのおねえさんが、とてもすまなそうに、
「このパンフレットに出ているツアーのほとんどは、ここで予約できるんだけど、
これだけは、うちではできないのよ。」と言う。
どうしたらいいのかと聞くと、インフォメーションを出て、
左側の商店街(?)にある旅行社で、なんとかなるかもしれないとのこと。
 そこで、言われた通り、商店街の中の旅行社へ行ってみた、
すると、そこには先客が…
どうも、そこの旅行社主催のツアーに参加したのに、ピックアップしてもらえなかったとクレームしているよう。
どうも、別の人を連れて行ってしまったらしい…(ノ∀`)
その時、その旅行社の人は、若いお姉さんしかいなくて、もう、その対応であたふた…
どうしたものか…と思っていたら、おばちゃんが現れた。
そこで、パンフを見せて、このツアーに行きたいんだけど…と言うと、
これは、うちのツアーじゃないからねえ…と言って、
スノーモービルに乗ってアイスホテルに行くツアーがうちにもあるけどと勧められた。
しかし、そんな寒いのは嫌だと、また、旦那が却下。
おばちゃんも、いろいろ、他に探してくれたんだけど、私たちの希望に合うようなツアーはなかった。



キールナの街

とりあえず、仕方がないので、アイスホテルのことは置いといて、
町をぶらぶらしてみることに。

なにか変ったものはないかな~と思いながら、ぶらぶらしてたんだけど、
主なお店は、ほぼイギリスにあるのと同じブランド(^_^;)
かわいい雑貨屋さん!と思って入ってみたら、
なんか、イングリッシュカントリーなお店だったりして(笑)
次男が、靴がきついと言うので、靴屋でスノーブーツを買った後、
さらにぶらぶらと、街のはずれまで行ってみた。





 
 
 
 


キールナの街の案内地図


街の外れの風景
朝焼け?夕焼け?昼前なんだけど、こんな空。
昼になったので、昼ごはんを食べようと、街の中心に戻り、
何を食べようと、またうろうろ。
しかし、レストランらしきものは、ハンバーガー屋と、
ピザ屋が2軒と、なぜかタイ料理のテイクアウェイが1軒、それしか見つけられなかった。
結局、家族の意見が合わず、スーパーで好きなものを買って、
部屋に帰って食べようと言うことになった。
 
長男は、ドーナツを2個、次男はレンジでチンして食べるパスタ、
旦那も、同じようなレンジでチンのものと、サラダみたいなの、
私は、サラダとヨーグルトとカップスープ。
 
部屋に帰って、お湯を沸かし、レンジでチン…
しかし、レンジでチンの説明が、英語じゃないので、よくわからん…
何分なんだ?と見ると、時間を表しているっぽい数字がいくつか…
イギリスの似たようなやつだと、3分半くらいチンして、1分そのまま置いておいてから、
また、3分チンするというようなのが多いので、
多分、そういうことじゃない?と言う適当な予想で、チンしたら、食べられそうな感じになっていた。
 
しかし、私のヨーグルトが…大失敗。
ヨーグルトが、なんと、ライスにかかっているやつだった。
これ、イギリスにも売ってるんだけど、ご飯のヨーグルトがけ(フルーツソース付き)なんて、
日本人には食べられましぇん…(-_-;)
そう言えば、容器が、イギリスで売ってるご飯のヨーグルトがけと似てたわ。
あとで気が付いたけど(^_^;)
 
昼ごはんを食べた後、Camp Ripanの受付に行って、
次の日、アイスホテルに行きたいんだけど…と、相談してみた。
そうしたら、送迎を手配してあげるよとのこと。
お兄さんの勧めに従って、夕方行くことにした。
 
さて、いよいよ、犬ぞり!
ロビーで待っていると、大柄なオジサンが入ってきて、
「犬ぞり行く人~!」と言うので、
はいはい♪と、ついて行った。
うちの家族4人と、中国人らしき若者4人組の2組。
おじさんのバンに乗りこんで、まず、防寒服を着に行く。
街の中心にあるおじさんの事務所(?)に行き、そこで、渡された防寒服を着る。
 
すでに、ヒートテックの下着を着て、タートルのTシャツの上にフリースを着て、ダウンジャケット、
下は、タイツの上にハイソックス、ヒートテックのレギンスの上に、スキー用のズボン、
を着ていたんだけど、
更にその上から、スキーウエアのような素材でできたつなぎを着ることに。
そして、でっかいブーツに、ロシアのオジサンがかぶっているような、耳当て付きの毛皮のついた帽子。
 
←こんな感じ。(写真は、次男。次男は、私よりはずいぶんと中身が薄着だったので、こんな感じだけど、
私は、もう、動くのが大変って感じだった。)
 
着替えが終わった後、また、おじさんのバンに乗って、
Camp Ripanに戻った。
 
そして、建物のあるところを超えて、どんどん奥の方へバンは進んでいく。
Camp Ripanの敷地は、ものすご~く広いのだ。
しばらく行くと、何やら箱のようなものが置かれているところへ来た。
そこで、バンが止まって、私たちも降りることに。
 
箱のようなものの近くに行くと、箱には小さな窓があいていて、
その窓から、犬が、鼻を出している(笑)
なんか、かわいい。
 

よく見ると、小さな四角い窓から、犬が鼻を出している。
そして、わんわんキャンキャンと、すごい犬の声。
 
バンの中で、おじさんが言っていたけど、
このそりを引く犬たちは、アラスカンハスキーと言う犬種で、
もともと、そりをひいたりする仕事をする犬たちだそうで、
小さい時から、そういう風に育てられている。
おじさんによると、シベリアンハスキーは、「ハリウッド犬」で、
見た目が大事だけど、
アラスカンハスキーは、働くために生れて来た犬たちだから、見た目は関係ないんだそうだ。
 
箱の横には、そりと思しきものが置いてあった。
ほぉ~、これが犬ぞり?結構大きい…とか思っていると、
1匹、1匹と、犬が箱から出され、そりにつながれていく。
もう、犬たちは、興奮状態で、今にも走り出しそう。
唸っている犬もいる。
確かに、見た目、毛並みがきれいとか言う犬ではない。
 
あまりの犬たちの興奮状態にあっけにとられていると、
1匹の犬が、おじさんの手を振り切って逃げた!
笛を吹いて、犬を呼び戻そうとするけど、犬は、向こうのほうに走って行って、
戻ってくる気配がない。
ありゃ…と思っていたら、そのワンコ、向こうの方で、いきなりしゃがんでウ〇コし始めた(爆)
そして、用がすむと、おじさんのところへ、走って戻って来た(笑)
 
ひとつのそりを引く犬は、14頭。
その犬たちがそりにつながれた後、私たちが呼ばれた。
体重の重い人から順に、後ろから座ってくださいと言われ、
旦那、次男、長男、私の順で座った。
私、一番前…(^_^;)
もちろん、私たちだけではそりの操縦はできないので、
おじさんが、後ろに立って乗っている。
 
もう1台の中国人の若者たちのそりには、もう一人の若いおにいちゃんが。
 
最初は下り坂だから、ちょっとスピードが出るよと言われて、出発。
 
・・・・・
 
ぎゃ~~~~はや~い!!!
もう、一番前に座ってたからか、とにかくスピードが速い。
おまけに、下は、ボコボコした氷の下り坂で、
ときどき、そりが、ドンと落ちる。
速いわ、ドンと落ちてお尻は痛いわ、その上、風を切るので、寒さは尋常じゃない。
じっとしてても凍えそうなマイナス15度の中、
風を切って走るんだから、寒いとか寒くないとかそんなんじゃない。
痛いと言うか、寒さのあまり、涙が止まらない。
私は、マフラーもしてたけど、またしても、マフラーの内側が凍っている。
いや、気が付くと、なんと、鼻の穴の中が凍り始めている!

私たちのそりを引いてくれた犬たち
 しかし、周りの景色のきれいなこと。
しばらく、林のようなところを走ったと思ったら、いきなり雪原に出た。
おじさんの話では、そこは、凍った湖だとのこと。
太陽が沈みかけ、空が、少しずつ赤くなっていく。
そりに乗っていて、あまりの速さに写真が撮れなかったのが残念なんだけど、
本当にきれいだった。
 
きれいな景色に見とれながら、そりに乗っていると、
ふと、一番後ろの犬(上の写真の一番手前右側のこっち向いてるワンコ)の様子が何かおかしいのに気が付いた。
なんか、走り方がへんだ。
大丈夫なの?あの犬…
もしかして、しんどくなったとか、途中で足をくじいちゃったとかじゃないの?とか、
すぐ後ろに座っていた長男に、あの犬変じゃない?とか言っていると…
なんと!!!その犬、走りながらウ〇コをし始めた!(爆)
え~!!!マジ?犬って、絶対座ってするよ。
走りながらって~!!ありえへんっ!
そして、用がすんだら、何もなかったように、颯爽と走り始めた。
恐るべし、アラスカンハスキー。
それにしても、ウ〇コが、こっちに向いて飛んで来なくて良かった(^_^;)
 
1時間近く、そうやって走っただろうか。
周りは、もうかなり薄暗くなってきた。(昼の2時くらいだけど。)
休憩するよと、犬ぞりが止まった。


犬たちも休憩


人間はこんなテントの中へ
そりを降りた私たちは、道端にあった↑こんなテントの中へ入った。
中では、焚火が燃えていて、その焚火で、おじさんが、お茶を入れてくれた。
暖かいお茶と、半分凍ったサンドウィッチが出た。
あと、小さなマフィン。
テントの中の焚火
お茶を飲んで、凍ったサンドウィッチを食べ、
中国人の若者たちともちょっとおしゃべりしたりして、休憩した後、
また、そりに乗る。
今度は、長男が、一番前に座った。
帰りは、登り道なので、最初ほどスピードは出ない。
それどころか、1時間近く走った後にもかかわらず、
大人が5人(うちの家族+おじさん)乗った重いそりを、
上り坂を引き上げなくてはいけなくて、犬たちは、必死になって引っ張ってくれている。
ちょっときつい坂になって、スピードが落ちると、思わず「がんばれ!」と言っていた。
坂をひとつ登り切ると、思わず、頑張ったね~と言う気持ちになる。
ああ、ワンコたちかわいい!!

休憩の後、20分くらいで、元の箱のあるところに戻った。
最初、箱から出された時には、興奮状態だった犬たちも、
すっかりおとなしくなっている。


一仕事終えて、すっかりおとなしくなった犬たち
おとなしくなった犬たちは、本当に人懐っこくて、かわいかった。
寄っていくと、鼻をこすりつけて来て、喉をなでてやるとうれしそうな顔をしていた。
そうして、また、彼らは、小さな箱に入れられる。
でも、驚いたことに、犬たち、ちゃんと自分から、箱に入っちゃうのだ。
そういう風にしつけられているんだろうけど。
おじさんの話では、犬たちは、あの箱の中に入るのは嫌いではないと言っていた。
そう言えば、犬って穴倉みたいなところ好きなんだよね。
 
私たちは、また、おじさんのバンに乗って、おじさんの事務所に戻り、
防寒服を脱いで、身軽になった。
あれだけ着こんでいても、あの防寒服を脱ぐと、身軽な気になるのだ。(笑)
そして、また、Camp Ripanに戻った。
 
続く…

2 件のコメント:

  1. ついに犬ぞり! 読んでいる私も大興奮でした!!!
    どんなに美しい景色なんだろう!がんばって行った人だけが見られる神聖な所なんだろうね。

    まだ続きが!!! 嬉しい♪ 楽しみにしてま~す^^

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  2. なんか、引っ張っちゃってる?
    さっさと書けばいいんだけど…(6 ̄  ̄)ポリポリ
    気が付くと2月だし(^_^;)

    景色は、本当にきれいだったよ。
    途中の写真が撮れなかったのがほんと残念。

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