2011年3月7日月曜日

The King's Speech

「The King's Speech」を、見に行って来た。

今年のアカデミー賞で、作品賞、主演男優賞、監督賞とオリジナル脚本賞の4部門で、
最優秀賞を取った、イギリス映画。

コリン・ファース、結構好きなのだ。

よかったよ~。
アカデミー賞を取る前から、私の周りでも、すごく評判がよくて、
見た人たちは、すごくよかったから、見た方がいいよ!って言っていた。

(以下、ネタばれ注意)


主人公は、現在のエリザベス女王のお父さん、バディことジョージ6世。
父親のジョージ5世が亡くなり、兄のディヴィッドが、王位を継いで、エドワード7世となるんだけど、
エドワード7世、離婚歴のあるアメリカ人女性と結婚するために、1年足らずで退位するのだ。
そこで、突然王様にならなければならなくなったバディ!

このバディこと、ジョージ6世は、もともと吃音がひどくて、
人前でスピーチしたりするのが大の苦手。
でも、国王になったからには、避けては通れない。

いろいろな療法を試してみたけど、どれもうまくいかず、
最後に奥さんに勧められて会ってみたのが、ライオネルという、ちょっと怪しいオーストラリア人。
でも、ライオネルによって、心の傷に気付かされ、
彼との交流によって、吃音を克服していく…という物語なんだけど…

ハリウッド映画のような派手さはないけど、
涙あり、笑いありのほんとに素敵な映画だった。
私は、こういう感じの映画好きだな~。

それに、イギリスの建物って、ほんと、絵になる。
70年くらい前の話だけど、建物自体は、今とほとんど変わりないもんね。

ジョージ6世は、6人兄弟で、その一番上が、「王位をかけた恋」のエドワード7世。
また、末っ子のジョン王子は、自閉症がある上にてんかんの発作もあったため、
世間から隠されて育てられ、13歳の若さで亡くなった。
映画の中でも、バディの心の傷の原因の一つとして、ちらりと言及されてたけど、
一昨年かなあ、テレビで、隠された王子として、ドキュメンタリーが放送されたのを見たことがある。

ドキュメンタリーと言えば、2週間くらい前には、
実際のジョージ6世のスピーチを取り上げたドキュメンタリー「The Real King's Speech」も放送された。
映画を観る前に見たので、ふ~ん…で終わっちゃったんだけど、
もう1回見たいな~。

日本では、なかなか最近の皇室のことをドラマや映画にすることはないけど、
イギリスの王室は、結構、映画やドラマになっている。

去年か一昨年見た「Young Victoria」は、ヴィクトリア女王の話だったんだけど、
これも、女王の人間的な部分を描いた映画で、なかなかよかった。

王様も女王様も、みんな、悩みや弱みを抱えた一人の人間なのだ。

まだ見てない人はぜひ♪

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