2010年7月14日水曜日

Harrogate と Holmfirth と パエリア

いろいろ心配して、メールくれたり、メッセージ書きこんでくれたりしてくれたみんな、
ありがとう。
あれから、2週間近くが過ぎた今も、やっぱり、悪い夢を見ているよう。
夢から覚めさえすれば、元通りなんじゃないかと思う。
それでも、私は元気にしているよ。
心の中にぽっかりと空いた大きな穴に、ときどき躓きそうになるけど…

毎日、家でぼ~っとしていると、ついつい落ち込んでしまうので、
お誘いがあるとお出かけする。
と言うわけで、HarrogateとHolmfirthに行ってきた。

Harrogateは、私の住んでいる町より少し北にある観光地としても人気のある街だ。


←ハロゲイトの駅の前にあるヴィクトリア女王の記念碑

私は、次男を学校に送り届けて、その足で、電車の駅に向かう。
その日は、通勤時間にもかかわらず、道が案外すいていて、
約束の時間に余裕を持って駅に到着。

本当は、4人で行く予定だったのだけど、うち1人が、都合で来られなくなり、3人で行くことになった。

電車に乗り、途中、LEEDSで乗り換えて、1時間半弱。

10時半過ぎにHarrogateの駅に着いた。

駅は、私の住んでいる町の駅よりは、ちょっと大きいけど、
田舎町の駅な感じ。



←駅前のショッピングモール…建物が何かおしゃれだし
おのぼりさん気分で、きょろきょろしながら歩く。(笑)

そして、この街に来た最大の理由の一つ、人気のカフェBetty'sの場所を探す。
そんなに大きな街ではないので、割とすぐに見つかった。


←カフェ Betty'sの建物
とりあえず、店の前まで行ってみる。
まだ、並んでいる人はいない。
そりゃ、まだ、11時前だもんねえ。
お昼を食べるにはまだちょっと早いし…ということで、
先にお買い物しようと、High StreetにあったCath Kidsonなどに行ってみる。
今、ちょうど、夏のセール中で、かわいい水玉のバッグなんて買っちまったよ、私。ふふふ
夏の一時帰国のためのお土産も少し調達。
2階の洋服売り場でも、女3人、微妙にテンションが上がってしまい、
思わず、そこで、時間をかなり使ってしまった(^_^;)

時計を見ると、11時半近い。
そろそろ、Betty'sに戻った方が…と、戻ってみてびっくり。
すでに、かなりの人が並んでいたのだ。
(並ぶの好きなの日本人だけじゃないもんね。
イギリス人の方が、並ぶの平気だと思う。)
一応、最後尾に並んでみたんだけど、
実は、私は、3時半には息子のお迎えに行かねばならないと言う強行スケジュール。
1時過ぎの電車に乗らないと、間に合わない。
(1時間半かかる上に、電車の本数が少ない。)
12時までに入れなかったら、お昼食べる暇ないかも…
と言うことになり、なくなくBetty'sをあきらめて、別の空いているカフェに入った。
(私以外の2人は、全然急いでいないのに、私の都合に合わせてくれて…
ありがと~。)
でも、そのカフェ、結構おいしかったので、満足♪

カフェで、ランチを食べて、私は、一人、先に電車で帰ることに。

残った二人は、その後、Betty'sで、お茶したそうだ。

なんか、あわただしいお出かけだったけど、楽しかった~。

そして、その次の日。実は、その日は私の誕生日だった。愛妻の誕生日だと言うのに、会社の飲み会を優先させた旦那 ( ̄∩ ̄#で、Harrogateに一緒に行った2人を誘って、Holmfirthと言う村で開かれているArt Weekに行った。
↑Holmfirthの街

Holmfirthと言うのは、私が住んでいる町から車で30分くらいのところにある、
BBCでかなり長い間放送されていた「Last of the Summer Wine」と言うコメディドラマの舞台になっていた小さな村だ。
以前、駐在していたころには、「Last of the Summer Wine」をまだ放送していたので、
ドラマの舞台の街を見に行ったことがあった。

その街で、毎年夏に開かれているArt Week。
実は、China Paintingの先生が、毎年、出品&デモンストレーションをしている。
先生が、とてもすてきな美術展だと言うので、行ってみたのだ。

次男を学校に迎えに行った後、4時過ぎから行ったので、
先生のデモンストレーションは終わってしまっていたけど、
メイン会場のCivic Hallは、上から下まで、アートな作品でいっぱい。
中には、理解不能な感じのシュールな物や、
う~ん、これだったら、私の方がうまいかも…と言うようなものもあったけど、
なかなかおもしろかった。

美術展を見た後、ディナーを食べに行くことに。
(みんな、旦那たちは、同じ飲み会に行っているので)
初めての街で、どこがいいのかわからんなあ…とか言いながら、
街をぶらぶら歩き、なんか、結構お客さんもいるし、
ちょっと、インテリアとかもいい感じかも~と、とあるレストランに入ることにした。
案内されて、席に着くと、ほんと、ちょっとかわいい感じ。

メニューを見ると、Tapasとかあるし、
パエリアとかあって、スペイン料理っぽい。
スペイン料理好き~♪と、微妙にテンションも上がる。
Tapasから3品とパエリアを2種類頼んで、シェアすることに。

とりあえず、私の誕生日なので、乾杯などして(笑)
3人で、わいわい井戸端会議。
しばらくすると、Tapasの3品が運ばれてきた。
アスパラの生ハム巻きと、スペインオムレツ、
そして、私の選んだエビの炒め物。
(メニューには、Chill and ginger prawn stir fry って書いてあったと思う。)
しかし、出てきたのは、エビ入り焼きそば?と言う感じの代物。
なんで、ヌードルにまみれてるんエビ?
って言うか、これって、エビメインちゃうやんな?とか言いつつ、
食べてみると、スパニッシュとは程遠い、エスニックなお味。
あれ?スペイン料理屋さんじゃなかったの?
しかし、この後味わうものに比べたら、こんなの全然ましだった。

Tapasを大方たいらげたころ、パエリアが2つ運ばれてきた。
パエリア、白いお皿にのってるけど…まあ、そういうこともあるか…
そして、おなかぺこぺこなので、いただきま~す!と、真っ先にパエリアに手を出したMさん。
パクリと、パエリアを口に入れて、固まった。
「…味がない…っていうか、まずっ…辛っ」
え~?まずいの?辛いの?と、半信半疑で、パエリアを食べてみる残りの2人。
・・・・・・・・・・・・
ま…まずい…
こんなパエリア、初めて食べた…
っていうか、そもそもパエリアなのかこれ?
いや、見た目は、白いお皿にのったパエリアなんだけど…


←食い散らかした皿で申し訳ないけど…これが問題のパエリア。

米は、ちゃんとパエリア色なんだけど、サフランの味も香りもしない。
あの黄色は何でつけているんだ?
1つは、魚介のパエリア(もうひとつは野菜のパエリア)だったんだけど、
まったく魚介のだしが出ていない。
魚介のだしどころか、なんのだしも効いていない。
一緒に炊いて、これだけ魚介の味を出さないようにする方が難しいよなあ…
要するに、まったく味がしないのだ。
味を出すはずの物が、これでもかと入っているのに、
するのは、唐辛子のhot(これがまたきょーれつな辛さ)な辛さのみ。
って、パエリアって、辛くないよねえ…普通。
なんか、着色料でコメを黄色くして、
別の鍋でゆでた冷凍のムール貝やエビを、米に混ぜたと言う感じ。
これ作った人、絶対本物のパエリア食べたことないと思う。

イギリスの料理は、まずいことで有名だけど、
最近は、それでもずいぶんレベルアップして来て、
そんなにまずい物に当たることがなくなってきてるのだ。
めっちゃおいしいっ!!って言うものにはなかなか当たらなくても、
たいていは、そこそこ食べられるのよ。
久しぶりのまずいご飯に、笑うしかない私たち3人。
その上、このパエリア、1皿9ポンドもするんだよ。
なめとんかっ!!
日本やったら、絶対店の人呼んで、文句言うところやな…と言いつつも、
小心者の私たち、英語でクレームするのはさすがにできなかった(^_^;)
イギリス人には、おいしいのかもしれへんしなあ…
いや、おいしいわけないか…

そんなわけで、さんざんなBirthday Dinnerだったけど、楽しかった♪

ほんとのBirthday Dinnerは、その次の日、
家族と隣町の日本食レストランで寿司を食べたよ。





2 件のコメント:

  1. YUKI氏~♪お誕生日おめでとうございました~!
    なんややくざなパエリアやね~(苦)
    でもお友達と一緒だと楽しい時間になるから良いよね~♪

    娘のめばちこはとっくに治っているのにまだバースデーソング送ってなくてごめんよ~。
    毎日なにかとバトルなもんで^^;

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  2. hamちゃん、ありがとう~♪
    ほんま、あのパエリアだけは、許されへんかったわ(^_^;)
    でも、また、それも、楽しい思いでさ。

    そうだっ!小梅ちゃんのバースデーソング!
    いつでもいいよぉ。
    一時帰国したときに、直接歌ってくれてもいいし♪

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