2010年3月20日土曜日

Celebration of Learning


私が通っているESOL(英語)のクラスは、
私の住んでいる町がやっている
Adult and Family Learning(生涯学習みたなものかな?)のクラスの中の一つである。

2週間くらい前に、カウンシルから、
3月19日に、Adult and Family Learning Celebration of Learningって言う
セレモニーをするから、出席しますか?という案内がきた。
そう言えば、駐妻の一人が、去年、そんなセレモニーに出たって言ってた気がする。
なんかよくわからんけど、とりあえず、話のタネに出席することにした。

しかし、去年出席した駐妻は、今年は案内がなかったらしく
(と言うか、去年も案内があったわけではないんだけど、
通っているクラスの先生が、みんなで出席する手はずを整えてきたらしい)
今年は行かないとのこと。
英語のクラスに行ったときに、誰か行くのか聞いてみようと思っていたら、
急に、先生の体調不良でクラスキャンセルになるし…
なので、連れのないまま、一人で行くことになった。

去年出席した駐妻の話では、いろんな恰好の人がおるけど、
ちょっと、小ましな格好して行った方がいいとのこと。
なので、久しぶりにスカートにちょっとヒールのある靴なんかはいて行った。

(写真は、私が住んでいる町のタウンホール[役場?]
なかなか立派な建物である。)


セレモニーは2時からだと言うので、1時半過ぎくらいに家を出た。
そうしたら、1時40分くらいに駐車場に着いてしまった…
いくらなんでも早すぎる…
タウンホールは、タウンセンターにあるので、ちょっと歩いて、
街をぶらっとしてから行こうと、街まで行き、
洋服屋さんをちらっとのぞき、さて、そろそろいい時間かな・・・?と、
携帯で時間を確かめようとしたら、携帯を忘れてきていた…
日本みたいに、あちこちに時計がないんだよねえ…この国…
まあ、とにかく、もういい時間だろうと、タウンホールに戻ると、
タウンホールの一番上に着いている時計が、ちょうど2時になっていた。
わあ、ぎりぎりやんっ!!と思ったんだけど、
入口がわからん…(^_^;)
正面玄関には、一般の人は、あっちの入口に回ってください見たいなことが書いてあるので、
そっちのまわってみた。
でも、そこの入り口は、なんか違う…
で、時間もないので、正面玄関から入ってみたら、
おじさんが、入口の近くにいたので、Adult Learningのセレモニーに来たんだけど…と言うと、
部屋を教えてくれた。
あわてて、階段を上がると、係の人がいて、
奥の部屋に行って、登録して来てくださいと言う。
言われた部屋に行くと、パソコンが何台か置いてあって、
そこで、名前を言うと、「はい、登録できましたよ。ホールの方に行ってください。」と言われ、
案内された通り、ホールの方に入って行った。
時間が、ちょっと過ぎていたこともあって、すでに、部屋はかなり満員。
一番後ろの席に座って、誰か知ってる人はいないかと、キョロキョロ。
そうしたら、3つくらい前の列に、同じ英語のクラスのステラがいた。
彼女が、こっちがあいてるよと呼んでくれたので、ステラの前の列の席に座る。

すると、市長が入ってくるので、みんな席を立つようにと言われた。
立って待ってたんだけど、市長さん見えへんし…(^_^;)

まず、係の人が、その集まりの趣旨を説明し、
そのあと、名前を呼ばれたら、前に出てきて、
市長さんから証書を受け取ってくださいと言うような説明をした。

そして、いよいよ市長さんの登場である。
←スピーチ中の市長さん。
う~ん・・・市長さんは、なまってて、何言ってるんだかよくわからない・・・(^_^;)
よ~わからん…と思っているうちに、
メインエベント Presentation of Certificatesが始まった。
次々、名前が呼ばれ、呼ばれた人は前に出て行き、
市長さんと握手をして、Certificateをもらい、写真を撮ってもらう。
ほぼ、日本の卒業式と同じ手順である。

障害のある人や、私のような外国人、若い人、お年寄り、
いろんな人が入り混じって、次々に名前が呼ばれる。
ステラも呼ばれて、もうひとりの英語のクラスから来ていたシェリフも、呼ばれた。
・・・・
あれ・・・?なんか、終わった?

と思ったら、前でまたなんか言っている。
「まだ呼ばれてない人いますか?」って言ったような気がする・・・
私呼ばれてないよ…と思っていたら、係の人が、名簿の追加を持ってきた。
あ、あそこに私の名前も…と思ったら、
2人のアフリカ系の青年が呼ばれただけで、終わってしまった。
市長さんは、子供たちと写真を撮ったりし始めた…
あれ・・・?終わり?
振り向いて、ステラに、「私呼ばれてないよ…」と言うと、
「来たときに、レジスターした?」と言う。
もちろん、レジスターしたから、聞きに行くことに。
卒業証書みたいに、どうしてももらわなくちゃいけないってもんでもないんだけど、
せっかく、スカートまではいてきたのに、もらわずに帰ったら、
何しに来たんだか…ってことになるもんなあ…

セレモニーが終わって、別の部屋に用意されているお茶を飲みに、
ホールを出て行く人をかき分けて、
前にいる係の人のところまで行く。
「すいません…私呼ばれなかったんですけど…」
「え?名前は?」
「Yuki です。」
「あら、名簿には名前がないわ。レジスターした?」
「はい、しました。」
「ほんとにごめんなさいね。こんなことがないようにと、
呼ばれてない人はいませんかって聞いたんだけど、何も言わなかったから…」
「ごめんなさい。ちゃんと聞こえなかったので…」
と言うような会話の後、ホールからすでに出て行ってしまった市長さんを呼びに行ってくれた。

にこやかにほほ笑みながら、市長さん再び登場。
「いやあ、ごめんね~。君とは、特別な写真を撮ろう! 名前は?」
などと、市長さんは、あくまでもいい人である。
誰かに似てるな~と思って考えていたら、
ハリー・ポッターの映画に出てくるヴァーノンおじさんに似ている。(笑)
もう一人いた係のおばさんは、ほんとに申し訳ながって、
あなたには、一番大きなリボンのついたのをあげるわねと言って、
(全部、おんなじなんだけどさ(笑))
リボンのついたCertificateの山から、一つ選んだ。
すると、そこへ、Certificate一つちょうだいと、別の人が取りに来た。
そのおばさん、今選んだCertificate渡してるし。
それ、一番リボンが大きいって私に選んでくれたやつやん。
って、全然違わないんだけどさ。
で、そのあと、適当に山から取ってくれたCertificateを手渡され、
にこやかに笑う市長さんと写真を撮った。


(自分の写真のせるの初めてだわ私…(*pωq*))

そんなことをしているうちに、ステラは見失ってしまったし、
気が付くと、そろそろ次男を迎えに行かなくてはいけない時間になっていたので、
お茶を飲みに行くこともなく、そのまま帰ることに…

駐車場まで歩いていると、だんだん足が痛くなってきた。
久しぶりにヒールのある靴を履いたからな~。
次男を迎えに行くまでに、10分くらいあったので、
一度家に帰って、着替えた。
その時に足を見たら、左足の小指、皮むけてるし…(-_-;)

でも、もらったCertificate見たら、ちょっと、うれしかったり。




もらったのは、私の名前が入っていたりするものではないんだけど、
よく頑張りました賞見たいな感じで、いいわ♪ふふふ

今日1日で、4回、同じようなセレモニーが開かれた。
市長さんは、1日、こうやって、一生懸命勉強した人と握手をし、
お祝いしてたのである。
日本じゃ、なかなかないよね、こういうこと。




2 件のコメント:

  1. いいですねぇ~。
    地域の日本語教室でも、そういうのあると楽しそう……。
    “地方都市の良さ”って感じしますよね。

    ESOLの仕組みも、おもしろいですね。
    日本の場合、日本語能力検定の存在を日本人はよく知らないし、だいたい日本人の日本語レベル(?)とは無関係に組まれているし……(3級ぐらいでも、敬語の問題なんて結構高度なんですよね。高校生でも難しいんじゃないかと思うぐらい^_^; 逆にいえば、日常生活で必要ない項目かも……)

    日本人とも共通でわかりやすいものさしがあると、
    日本語の勉強し甲斐もUPするような気がします。

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  2. 日本だと、全国大会出場とか、何とか大会1位とか、もっと頑張った人じゃないと、
    市長さんに呼んでもらったりできないよね~。
    この間私が行ったのは、とりあえず、頑張ってクラスに出席したりしてたら、もらえるっぽい。
    ちょっとしたお祭り気分だし、みんなうれしそうだったよ。

    ESOLは、国内的には、だいぶ、認知度があるのかなあ…。
    よくわからないけど、進学したりするときには、外国人だと、
    ESOLのレベル2とか要求されるようなことを先生が言ってたよ。
    でも、国際的には、ほとんど知られてないから、
    ESOLの資格を取っても、日本に帰ったら、なんじゃらほい?だもんね。
    ケンブリッジ英検とかのほうが知られてると思うけど…
    昔は、ESOLの代わりに、ケンブリッジ英検コースみたいなのが
    うちの町にもあったんだけど、
    今は、ESOLに統一されちゃって、
    ケンブリッジ英検受けたかったら、ちょっと、離れた町まで行かなくちゃいけないみたい。

    日本じゃ、まだまだ、外国人を正規で雇うっていうことが、
    この国ほど多くないもんねえ…
    敬語は、難しいよねえ…
    でも、適当には使えないと、社会人としては、大変だよね。
    敬語って、試験問題作りやすそうだからかなあ…

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